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"プロトタイプ ナナクジャク" sasakure.UK

本アルバムは、sasakure.UK氏のボーカロイドオリジナルアルバムとしては、メジャーアルバムを除き3枚目に当たる。

タイトルが各曲名の頭文字であることから判るとおり、本アルバムは「言葉遊び」をモチーフとしており、
日本語の言葉としての芸術性、可能性をできる限り引き出そうとしたように私には感じられた。

もとより韻の踏ませ方、言葉の扱い方の丁寧さ、独創性に定評のある氏であるが、
本作ではそれをさらに洗練させ、メッセージ性をも織り込んで、長く楽しめる作品となっている。

"プロローグ"
ピアノでの小曲。
タイトルに縁のある「ナナクジャクの彼方」をモチーフとしている。


"ロストエンファウンド" 初音ミク append
ニコニコ動画で映像付きで公開されている (sm11323864)。

ナチュラルギターとエレクトリック・ギター、エレクトロニカとドラムンベースの静と動の対比が美しい。
大切な何かをなくした「ぼく」は、それを探し出すために不思議なゲームに迷い込む。
「かくれんぼ」をモチーフとし、掛詞や頭韻、脚韻を巧みに組み合わせた耳馴染みのいい詞になっている。


"トゥイー・ボックスの人形劇場" 初音ミク append
軽快なピアノが印象的なカートゥーン・パニック・チューン。
名詞が多く登場し、意味がなさそうに見える点は"妖精のシッポ~フェアリ・ティル"との共通点。

ただしテーマは大きく違い、こちらは「メタ視点」、本質を遠巻きに見るものの見方を主軸に置いている。
意味を求めることに心を奪われて、心から楽しむことを忘れてはいないだろうか?


"タイガーランペイジ" 鏡音リン
ニコニコ動画で映像付きで公開されている (sm11641089)。
軽快でスピード感溢れる、ソリッドな変拍子デジロック。

国語の授業で話を知る方も多いであろう、中島敦「山月記」をモチーフとしており、
引用と思われる歌詞が部分的に見られる。
歌詞は舞台の中国を意識してか、漢字熟語が頻繁に登場する。


"インスパイア インスパイス" めぐっぽいどGUMI
効果音を多く散らした、ミドルテンポのテクノポップ。
暗喩を山ほど盛り込んでおり、深読みが楽しい。

人付き合いの上では、いいことばかりではない。
悪評や噂、風評被害。火のないところに、と言えど、根も葉もない噂でけなされることもある。
そんなこんなで起こるイライラに、私達はどう向き合えばいいのか。という話。


"プレゼンター" 開発コードmiki
"VOCALOIDS☆X'mas" (2009/11) 収録。
PSG音源らしきものをまとった、優雅さとポップさを持ち合わせたワルツ。

収録が古いためか、フェアリ・ティル的なシンプルな寓話となっている。
時はクリスマス、「彼」のいなくなった町で、歌う「彼」の模造の話。


"ナナクジャクの彼方" 初音ミク append
ピアノアドリブが印象的な、オフェンシブなドラムンベース。
前作"ラララ終末論。"では名前しか出てこなかった「フェアリ・ティル」がついに登場する。
物語のシンプルさはこれまでのフェアリ・テイルと共通。本作では少し古い言い回しをしている。

七色の羽をしたナナクジャクの噂。
それを一目見たいと思う黒いクジャクと、そこに表れたフェアリ・ティル。
その運命やいかに。


"ナキムシピッポ" 初音ミク
"DEBUTANTE IV" (2009/08) 収録。収録曲の中では最古。
"*ハロー、終末シネカメラ。"公開に伴い、ニコニコ動画に映像付きで公開されている (sm11728373)。
音使いやメロディなど、全体的にレトロ感溢れるテクノポップ。

生老病死、どんなときでも悲しみは避けては通れない。
泣いて、泣いて、泣いて、そのそばに、ピッポはいなかっただろうか?


"クローバー・クラブ (ササクレダッテナ MIX)" 初音ミク
"ビビッドカラー・ビューティフルカンバス" (2009/12) 収録。
ゆうゆ氏の同名曲のリミックス。

オリジナルはアップテンポなテクノポップだったが、
こちらはピコピコした要素はそのままに、テンポを落としたボサノバでのアレンジとなっている。
ただし歌は早回しで、高速ブレイクビーツがつく。


"ジャストビーフレンズ (トモダチダッテサ MIX)" 巡音ルカ
"JBF RemixAlbum" (2009/12) 収録。
DixieFlatline氏の"Just Be Friends"のリミックス。
クローバー・クラブとは対照的に、BPMはそれほど変わっていない。

ソリッドでビビッドな音使いが印象的だったオリジナルとは打って変わり、
やや穏やかで華やかさを感じる2stepでのアレンジとなっている。
サビでパッと明るくなる緩急のつき方も美しい。


"クエスチョンユー100" 初音ミク append
優しい音使いのエレクトロニカ。
児童のからかい文句「何時何分何秒」を流用している。

歌詞は疑問系で埋め尽くされている。ぼくときみの対話…というより一方的な独白。
氏なりの愛情表現ということだが、愛情表現というより、これは、なんだろう。
歌詞の端々に、氏自身のことや、氏の作った曲のことが紛れ込んでいるようにも思える。
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