向こう側のその先
2015/08/06をもってDanceDanceRevolution (2014)内のイベント、Replicant D-ignitionが終了し、
イベント中のすべての曲が条件付でEXTRA ATTACKへと移行しました。
3月に開催されてからほぼ5ヶ月、ここで一区切りといったところでしょうか。
今回はENCORE EXTRA STAGE(以下ENCORE)としてのOver The "Period"を中心に、ENCOREの話を。
Replicant D-ignitionは3作前のDDR X2(以下X2)でのイベントReplicant D-Actionを踏襲したもので、
専用フォルダ内の楽曲を一定の条件でクリアしていくことにより、さらに深いところにある楽曲への挑戦権を得るイベントでした。
イベント最奥部の楽曲Over The "Period"の踏破条件は厳しく、
前々作DDR X3 vs 2ndMIX(以下X3)の最終楽曲であるLOVE IS THE POWER -Re:born-と同様の、
ATTACK PERFECT FULL COMBO、つまりGREAT以下の判定を出すと即ゲームオーバー、というものでした。
また、そこへの到達条件も、MAX. (period)をLIFE4で、
つまり3ミス以内でクリアし、AAランク以上という高いランクを出して初めて挑戦権が得られる、という非常に厳しいものでした。
そしてそこまでの道のりが非常に長く、一度Over The "Period"に挑戦すれば道のりがある程度巻き戻される、という点も、
踏破のためには厄介とされていました。
それでも、時間を経るにつれて条件は緩和されていき、
オンラインでの情報の共有等により世界中で攻略が進行、
Single Beginner譜面において曲の全貌を得ることができ、Single Basicもクリアされるまでとなりました。
ただ、登場当初設定されていた、Difficult譜面での到達者は私の観測上では最後まで現れなかったようです。
その意味では、このイベント…製作者と挑戦者の力比べは、製作者側が勝った、と言えるのかもしれません。
しかしながら、前提とされるMAX. (period)の難易度は今作でより難しく改訂されたChallenge。
難易度のうえでも、体力のうえでも、視認のうえでも非常に難しいものです。
それを踏破した上でのDifficult譜面の挑戦でしたから、困難を極めたことは想像に難くないものです。
今回のOver The "Period"の条件設定は、製作者側が挑戦者側の腕をどれだけ見込んでいたか、
そして実際はどうであったか、製作者側にとっての判断材料にしようとしていたのかもしれません。
DanceDanceRevolutionは古くからのプレイヤーも多く、
また他のBEMANI機種に比べ譜面に停止やbpm変化などのギミックを持たせることに比較的寛容な機種です。
これまでも多種多様なギミックを持った譜面が登場してきました。
それらをふまえて、どれくらいの難易度なら、どれくらいの条件付けなら挑戦し続けてもらえるのか?
それをみたのが、今回のOver The "Period"の条件と仕掛けだったのかな、と個人的に想像しています。
X2でのValkyrie Dimensionは多くのギミックを備えていたうえにExpert譜面でした。
GREAT判定は許容されており、譜面難易度の緩和はありませんでしたが、前提条件の緩和があり最終的に踏破者は現れました。
LOVE IS THE POWER -Re:born-では、譜面的なギミックはなく、
純粋な大ボスを乗り越えたあとのごほうびのような位置づけでした。
その点、当時の踏破者も比較的平易に乗り越えていっていたような記憶がおぼろげながらあります。
対してOver The "Period"は、Valkyrie Dimension以上に多様な譜面ギミックを持ち合わせており、
そのうえでLOVE IS THE POWER -Re:born-と同様の条件を持たされています。
挑戦するレベルはValkyrie Dimensionよりは易しいとはいえ、
X2とX3の条件をそれぞれ持ち合わせた前提条件を踏まえたうえでのENCORE EXTRA STAGE。
まるで製作者が、ここまでの時間を共にした挑戦者の上達具合を見定めるかのような雰囲気です。
LOVE IS THE POWER -Re:born-と大きく違うのは、
前提となるMAX.(period)に挑戦するために先に他の5曲に挑む必要があるという前提、です。
TRIP MACHINE EVOLUTIONやPARANOiA Revolutionは一度解禁すればEXTRA STAGEに常駐しましたから、
今作よりも手軽に(という言い方はおかしいかもしれませんが)ENCOREへの挑戦権があった、とも言えます。
またValkyrie Dimensionと比べると、前提となる譜面は6譜面と同じですが、
今回は最後に条件を満たすための譜面は固定されており、なおかつReplicant D-Actionの前提となるどの曲より難しいものです。
緩和以後はX2と違い、前提となる譜面の難易度を下げるとENCOREの難易度自体も下がる仕様となっています。
前提となる条件が、X2のように最後に選べる譜面が多少易しければ、あるいはX3のように難しくてもすぐ挑戦できれば、
もしかしたらOver The "Period"のDifficult譜面もイベント内で踏破されていたのかもしれません。
もしくは、Replicant D-Actionのイベント展開を踏まえてENCOREでも難易度緩和を行うようにしたとすれば、
製作者の意図した通りに挑戦者側が踏破を勝ち得た、という見方を取ることもできます。
今後こうしたイベントが行われる際、
構成される楽曲群の譜面バランスとイベントの展開の仕方、また最奥部の楽曲のギミックや条件がどう調整されるのか。
今回はイベント内での条件緩和により楽曲の全貌が明らかになるまでには至りましたが、
もしかしたら今回よりは初回の条件は易しく設定されことになるかもしれません。
プレイヤーの腕が今回より上がっていると見込まれるのであれば、今回と同等か、もっと難解で厳しいものになると見込まれます。
そのときに挑戦者がついてきてくれるのか。
そのあたりは今後の製作者側の力量と判断に委ねられます。
本記事はBEMANIWiki 2nd内のDDR X2、DDR X3の各TOPページと隠し要素、
DDR 2014のTOPページを参照しています。
BEMANIWiki 2nd http://bemaniwiki.com/index.php?FrontPage
イベント中のすべての曲が条件付でEXTRA ATTACKへと移行しました。
3月に開催されてからほぼ5ヶ月、ここで一区切りといったところでしょうか。
今回はENCORE EXTRA STAGE(以下ENCORE)としてのOver The "Period"を中心に、ENCOREの話を。
Replicant D-ignitionは3作前のDDR X2(以下X2)でのイベントReplicant D-Actionを踏襲したもので、
専用フォルダ内の楽曲を一定の条件でクリアしていくことにより、さらに深いところにある楽曲への挑戦権を得るイベントでした。
イベント最奥部の楽曲Over The "Period"の踏破条件は厳しく、
前々作DDR X3 vs 2ndMIX(以下X3)の最終楽曲であるLOVE IS THE POWER -Re:born-と同様の、
ATTACK PERFECT FULL COMBO、つまりGREAT以下の判定を出すと即ゲームオーバー、というものでした。
また、そこへの到達条件も、MAX. (period)をLIFE4で、
つまり3ミス以内でクリアし、AAランク以上という高いランクを出して初めて挑戦権が得られる、という非常に厳しいものでした。
そしてそこまでの道のりが非常に長く、一度Over The "Period"に挑戦すれば道のりがある程度巻き戻される、という点も、
踏破のためには厄介とされていました。
それでも、時間を経るにつれて条件は緩和されていき、
オンラインでの情報の共有等により世界中で攻略が進行、
Single Beginner譜面において曲の全貌を得ることができ、Single Basicもクリアされるまでとなりました。
ただ、登場当初設定されていた、Difficult譜面での到達者は私の観測上では最後まで現れなかったようです。
その意味では、このイベント…製作者と挑戦者の力比べは、製作者側が勝った、と言えるのかもしれません。
しかしながら、前提とされるMAX. (period)の難易度は今作でより難しく改訂されたChallenge。
難易度のうえでも、体力のうえでも、視認のうえでも非常に難しいものです。
それを踏破した上でのDifficult譜面の挑戦でしたから、困難を極めたことは想像に難くないものです。
今回のOver The "Period"の条件設定は、製作者側が挑戦者側の腕をどれだけ見込んでいたか、
そして実際はどうであったか、製作者側にとっての判断材料にしようとしていたのかもしれません。
DanceDanceRevolutionは古くからのプレイヤーも多く、
また他のBEMANI機種に比べ譜面に停止やbpm変化などのギミックを持たせることに比較的寛容な機種です。
これまでも多種多様なギミックを持った譜面が登場してきました。
それらをふまえて、どれくらいの難易度なら、どれくらいの条件付けなら挑戦し続けてもらえるのか?
それをみたのが、今回のOver The "Period"の条件と仕掛けだったのかな、と個人的に想像しています。
X2でのValkyrie Dimensionは多くのギミックを備えていたうえにExpert譜面でした。
GREAT判定は許容されており、譜面難易度の緩和はありませんでしたが、前提条件の緩和があり最終的に踏破者は現れました。
LOVE IS THE POWER -Re:born-では、譜面的なギミックはなく、
純粋な大ボスを乗り越えたあとのごほうびのような位置づけでした。
その点、当時の踏破者も比較的平易に乗り越えていっていたような記憶がおぼろげながらあります。
対してOver The "Period"は、Valkyrie Dimension以上に多様な譜面ギミックを持ち合わせており、
そのうえでLOVE IS THE POWER -Re:born-と同様の条件を持たされています。
挑戦するレベルはValkyrie Dimensionよりは易しいとはいえ、
X2とX3の条件をそれぞれ持ち合わせた前提条件を踏まえたうえでのENCORE EXTRA STAGE。
まるで製作者が、ここまでの時間を共にした挑戦者の上達具合を見定めるかのような雰囲気です。
LOVE IS THE POWER -Re:born-と大きく違うのは、
前提となるMAX.(period)に挑戦するために先に他の5曲に挑む必要があるという前提、です。
TRIP MACHINE EVOLUTIONやPARANOiA Revolutionは一度解禁すればEXTRA STAGEに常駐しましたから、
今作よりも手軽に(という言い方はおかしいかもしれませんが)ENCOREへの挑戦権があった、とも言えます。
またValkyrie Dimensionと比べると、前提となる譜面は6譜面と同じですが、
今回は最後に条件を満たすための譜面は固定されており、なおかつReplicant D-Actionの前提となるどの曲より難しいものです。
緩和以後はX2と違い、前提となる譜面の難易度を下げるとENCOREの難易度自体も下がる仕様となっています。
前提となる条件が、X2のように最後に選べる譜面が多少易しければ、あるいはX3のように難しくてもすぐ挑戦できれば、
もしかしたらOver The "Period"のDifficult譜面もイベント内で踏破されていたのかもしれません。
もしくは、Replicant D-Actionのイベント展開を踏まえてENCOREでも難易度緩和を行うようにしたとすれば、
製作者の意図した通りに挑戦者側が踏破を勝ち得た、という見方を取ることもできます。
今後こうしたイベントが行われる際、
構成される楽曲群の譜面バランスとイベントの展開の仕方、また最奥部の楽曲のギミックや条件がどう調整されるのか。
今回はイベント内での条件緩和により楽曲の全貌が明らかになるまでには至りましたが、
もしかしたら今回よりは初回の条件は易しく設定されことになるかもしれません。
プレイヤーの腕が今回より上がっていると見込まれるのであれば、今回と同等か、もっと難解で厳しいものになると見込まれます。
そのときに挑戦者がついてきてくれるのか。
そのあたりは今後の製作者側の力量と判断に委ねられます。
本記事はBEMANIWiki 2nd内のDDR X2、DDR X3の各TOPページと隠し要素、
DDR 2014のTOPページを参照しています。
BEMANIWiki 2nd http://bemaniwiki.com/index.php?FrontPage
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